[実食レビュー]飯田商店のラーメンの味をご自宅で!陳建太郎修監担々麺も自宅で!名店の味を激安でご自宅で食べる方法、味のご紹介をします!!
今回はまた、まいばすけっとで売っているラーメンスープと、生ラーメンを買って、家で茹でて食べることにしました。
今回は「飯田商店監修醤油らぁ麺スープ」と「スープの達人 担々麺 陳建太郎監修」です。
お値段どちらも税込みで100円ちょっとなので安いですね。
どちらのスープも監修している人が、有名な料理人、ラーメン屋の第一人者です。
醤油の方は、ラーメンの聖地とも称される名店「らぁ麺 飯田商店」、その看板メニューである「醤油らぁ麺」の味わいを日常の食卓で楽しめるよう監修されたスープが、2024年3月から東洋水産より「らぁ麺飯田商店監修 醤油らぁ麺スープ」として発売されたようです。
インスタントとはいえ、名店の世界観をどこまで再現できているのか。実際に調理・味見して、確かめたいと思います。
まず、商品仕様についての紹介です。
- 内容量:57g(スープ素)
- 希望小売価格:110円(税抜)
- 栄養成分:エネルギー173kcal、脂質14.5g、たんぱく質4.3g、炭水化物6.4g、食塩相当量5.9gなど
スープは濃縮タイプで、丼にスープ素を入れ、適量の熱湯を注ぎ希釈して使う形式です。実際の食べ方では、別売りの「らぁ麺飯田商店 監修 中華麺」と組み合わせて使うことが多く、スープだけでなく麺との相性も重視されている仕様です。
続いて、「スープの達人 担々麺 陳建太郎監修」ですが、まず、「スープの達人」シリーズは、日清食品が展開する液体スープタイプのレトルト調味料的スープのブランドで、家庭で手軽に中華スープを楽しめるラインナップとして定評があるようです。その中に「担々麺スープ」があり、パッケージには陳建太郎の名前があり、監修していることがわかります。
陳建太郎氏父である陳建一氏が料理の鉄人で有名ですもんね。期待が高まります。
なお、生ラーメンは「そうきほうさい 生ラーメン」というやつで、100g×4の400gの4人前で192円と激安でした!
まずは飯田商店の醤油ラーメンスープからです。
飯田商店監修醤油らぁ麺スープ
あの日本一有名なラーメン屋といってもいい飯田商店監修の醤油ラーメンのスープです。
ラーメンスープコーナーに売っています。
飯田商店のラーメンといえば、先日デニーズで食べましたね。
そのときは坦々麺だったので飯田商店の醤油スープは初めてです。
裏面には作り方があります。
300ccのお湯で割るだけ。簡単ですね!
スープを注いだ時点から、鶏油と醤油の香りが立ち上ります。鶏の出汁感が前に出ており、醤油の立ち具合も綺麗に調和している印象。名店らしさの演出として十分な香りの力があります。
そしてスープをお湯で割って麺を入れて出来上がりです!
スープと麺の味をシンプルに味わいたいため、いつもどおり具はなしです。
麺をスープに入れた後、湯気の中から立ち昇る香りにしばし見とれてしまうほど。「あ、これは期待できそうだ」と感じさせる立ち上がりの良さがありました。
見た目は比較的澄んだ醤油スープで、濁りが少なくクリアな印象。表面に浮く鶏油も控えめで、ギトギト感は抑えられており、食欲をそそるビジュアルです。
まずは一口スープを飲んでみます。
最初に感じるのは「醤油の輪郭」。塩味も程よく効いており、醤油そのものの香りや風味がスープの主軸に据えられていると感じました。だしの旨味が後ろから支えており、醤油だけが突出しすぎないバランス感です。
鶏油のコクは適度で、後味にじんわりと残る旨味が印象的です。後味にはやや醤油の余韻が残りますが、しつこさはなく、比較的すっきり消えていきます。この点は好印象。最後まで飲みやすさを保っているなと感じました。
しかし、パンチを出すために塩味を立たせているのだろうな、という印象を受けます。これは“インスタントスープの常”とも言え、味を立たせるための工夫の一つと考えられます。濃厚系というわけではなく、あくまで清湯系・淡麗寄りの醤油ラーメンを目指した方向性だと思います。
スープの奥行きや複雑さという点では、ややシンプルさが残る印象も受けます。濃縮スープゆえの制約も影響しているのでしょうか。インスタント感のあるあじですね。
名店のお取り寄せ麺には及ばないかもしれません。しかし、“この価格・手軽さ”という枠組みで見れば、相当な再現度だと思います。
正直合わせた麺がイマイチだったため、飯田商店本来の味を楽しむことができませんでしたが、正直な感想としては、思ったよりは普通かなというところでした。
それでも、この価格帯・形態でありながら「醤油らぁ麺らしさ」はきちんと感じさせてくれるのは称賛に値します。
つづいて、陳建太郎監修の坦々麺です。
スープの達人 担々麺 陳建太郎監修
四川飯店の陳一族といえば有名ですもんね。
楽しみです。
裏面に作り方が書いてあります。
こちらも300mlの熱湯を入れるだけで出来上がりです!簡単ですね!
どんぶりに入れると赤色が広がり、スパイシーなにおいが漂ってきます。
スープを注いだとき、まず鼻をくすぐるのは「ごま」の香り。ゴマの風味が比較的しっかり立っており、まろやかな香ばしさとともに、軽く甘みを感じさせる香気もあります。濃縮液体タイプならではの香りの立ち方が感じられ、こちらも「これは期待できそうだ」と思わせる立ち上がりでした。
見た目は、やや茶褐色~淡い褐色のスープで、濁りはあるものの完全にとろみで覆われているわけではなく、比較的扱いやすい清湯寄りの印象も受けます。
こちらも麺とスープを味わいたいため、具はなしです。
まずはスープから。
スープを飲んでみて印象に残ったのは、練りごまと思われるコクと風味の存在感。ゴマそのものの香ばしさ、コクの厚みが、スープの主軸としてしっかり感じられました。まったりとした口当たりと、舌の上に残るゴマの甘さ・香ばしさの余韻が、「担々麺らしさ」の演出に寄与しています。
ただし、極端にねっとり重いというわけではなく、スープ全体が“食べ進められるバランス”を保とうという意図が感じられます。強すぎず弱すぎずの塩梅で、ごま好きには好印象でしょう。
辛さについては「ピリ辛~中辛程度」で、激辛というレベルではありません。胡椒系の辛さ、もしくは山椒(=痺れ)を少し感じさせるアクセント的な辛味も感じました。ただ、四川風にビリビリ強く痺れるような “痺れ” の感覚はあまり尖っていない方向性です。
スパイス感の構成としては、胡椒・一部唐辛子系、香味野菜などが下支えしており、辛味だけが前に出ている印象はありません。味のバランスを崩さず、辛さでアクセントをつけた形と言えるでしょう
担々麺スープとしての出汁/旨味の部分も丁寧に感じられました。鶏ガラ系や豚・野菜系のうま味がベースにあり、ごま風味を支える下支え役として機能しています。この出汁の存在がなければ、ごまだけが前に出て不均衡になりかねないところを、ちゃんと調和させている点は高評価です。
ただ、複雑なだしの重層感という点では、店の担々麺にあるような深み・余韻というよりは、家庭向けインスタントスープの域内での完成度、という印象も受けます
塩味は強すぎず弱すぎずの標準レベルですが、ごまのコクやスープの濃さの影響で、やや“濃く感じられる”瞬間もあります。甘味(砂糖・甘味料の類)も多少感じられ、口当たりの丸みを出すための要素として機能しているようでした。
総じて、調味のバランス感がこのスープの見どころだと感じます。ごま・辛さ・出汁・塩味がうまく調和しており、尖りすぎることなく比較的飲みやすい担々スープに仕上げられていると感じました。
しかしインスタントという域をでることがなく、がんばってはいるのですが、個人的な印象としてはイマイチ。もうちょっとがんばってもよいかな?と思いました。
ガツンというジャンク系の坦々麺スープを期待していたのですが、かなり繊細な方の味付けになっていて、四川飯店などの上品な味付けになっていたのかもしれませんね。
個人的にはもうちょっとガツンとしたジャンク坦々麺を食べてみたかったです。
あわせる麺がイマイチだったためか全体的に残念な印象でした。
そうきほうさい 生ラーメン
早速麺を茹でます。
1分45秒で出来上がりです!
しかしいっぺんに4人前茹でるのも結構大変ですね。
今回はフライパンで茹でたところをお送りしました。
生麺と聞くと調理が面倒に感じるかもしれませんが、茹で時間はあっという間!忙しい平日にも、手早く、そして大満足のラーメンが作れます。
本格的なのにお手頃価格で手に入る「早起報歳 生ラーメン 4人前」。常備しておけば、いつでもラーメンライフが送れますね!
しかも100g×4の400gの4人前で192円と本当にリーズナブル。
庶民の味方です。
しかしすでに飯田商店の醤油ラーメンと陳建太郎の坦々麺の方で解説していますが、麺自体がイマイチでした。
茹で方が悪かった可能性もあるのですが、食感もイマイチでしたね。
今度はもっと少ない量でちゃんと酔っていないときに再度挑戦してみたいと思います。
総評
「飯田商店監修 醤油らぁ麺スープ」は、手軽さと本格感の両立を目指した“よくできた名店監修スープ”という位置づけだと感じました。
お店の味そのものを完全再現している、というよりは、「あのラーメンを手元で思い出させてくれるスープ」としての完成度が高い印象です。完璧な再現ではないが、十分「らぁ麺 飯田商店らしさ」を楽しませてくれるものという評価が妥当でしょう。
特に以下のような場面で強くおすすめできます:
- 自宅で手早く“名店風醤油ラーメン”を楽しみたい時
- お取り寄せや外食が難しい時期・地域に住んでいて、名店の味を追体験したい時
- 価格を抑えつつ、いつもより少しグレードアップした即席麺体験をしたい時
また、今回はスープと麺だけでしたが、具材を工夫すればさらに満足度を上げられると思います。例えば、鶏チャーシュー、メンマ、九条ネギ、なると、焦がしネギ油や香味油などを加えれば、スープの尖りを和らげつつ深みをプラスできるでしょう。
「スープの達人 担々麺(陳建太郎監修)」は、家庭向けの担々麺スープとして非常にバランスがよく使いやすい1品だと感じました。本格店と肩を並べる深みはないものの、ごま風味・辛さ・出汁の調和という担々麺の基本を丁寧に抑えた仕上がりで、日常使いや手軽な“ちょっとした贅沢”には最適だと思います。
しかし個人的にはちょっと上品過ぎてもっとジャンクよりでもよいのかな?なんて思いました。
特に以下のようなシーンでおすすめです:
- 自宅で手早く、でもちょっと贅沢な担々麺を楽しみたい時
- お取り寄せや外食が難しい時期・地域において、“名店風味”を手軽に再現したい時
- 具材を工夫して、自分なりのアレンジ担々麺を楽しみたい時(たとえば挽き肉多め、青菜・ネギ・もやし、山椒オイル追加など)
- 辛さ控えめ~中程度が好み、刺激よりも風味を重視したい人向け
全体的な印象ですが、ちょっと酔っていたというのもありますが、すべていまいちという印象。
特に麺がイマイチだったため、すべてのレベルが低く感じてしまいました。
先にスープだけでも味見すればよかったです。
坦々麺に関しては、特にコクがあるというわけでもなく、普通の坦々麺でしたね。
醤油スープも結構普通で、以前食べた北海道ラーメンスープ 旭川醤油味のほうが美味しかったです。
しかし、家で手軽に名店の味の雰囲気を味わえる!という点ではとても魅了的な商品なので、興味がある方はぜひためしてみてください!
お店の情報
- 【店名】
- まいばすけっと
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