MENSHOの美味しすぎる「醤油らぁめん」と「和牛丼」至福の黄金コンビ

MENSHOの醤油らぁめんと和牛丼を堪能。ラーメン店の枠を超えた美味しさ。贅沢な二刀流。絶品W主役は必ず頼むべき!

護国寺にある有名ラーメン店「MENSHO」に行ってきました。
MENSHOは、食べログの百名店でも常連の超有名ラーメン店です。
評価点数もものすごく高得点を獲得しています。

MENSHOについて紹介しておくと、ラーメン界では“革新派”として知られているブランドです。
創業者の庄野智治さんは、国内だけでなく海外(サンフランシスコやタイなど)にも店舗を展開していて、世界に「進化したラーメン」を広める立役者のひとりです。

「FARM to BOWL(農場から丼へ)」というスローガンを掲げて、素材の選び方や調理の仕方までこだわり抜くスタイルが特徴です。

その中でも、今回レビューするのは“基本にして最高峰”と呼びたい「醤油らぁめん」です。
その魅力を余すことなくご紹介いたします。

今回MENSHOに行ったのは、土曜日の12:30ころ。
雨も降っていたためか、外待ちなしで中に入っても待ちはありませんでした。
MENSHO 外観

外にはメニューがあります。
MENSHO メニュー

期間限定の松茸ラーメンというのがあります。お値段なんと3,300円!ニューヨークで食べるラーメン価格ですね(笑)
しかし、評判を見るとものすごくおいしいそうで、人気のメニューなようです。

MENSHO 期間限定松茸らぁ麺

並び順などもあります。
MENSHOの並び方

入り口は少しわかりづらかったですが、これが入り口です。
MENSHO 入口

先に券売機で食券を買います。
すべてタッチパネルでの操作です。

MENSHO メニュー

MENSHO メニュー1
MENSHO メニュー2
MENSHO メニュー3
MENSHO メニュー4
MENSHO 決済方法
MENSHO 決済&レシート取り出し口
各種電子マネーのみの対応で、現金は使えませんので気をつけてください。

今回は初めてだったので、王道と思われる、醤油らぁめん1,000円と、人気の和牛丼550円を注文しました。

ちょうど満席だったので、レシートを受け取ったあと少し待ちます。
レシート
店内に座って待つ場所があり、店員さんにそこで待つように促されます。

しばらくしたら席が空いたので移動します。

店内は12席のコの字カウンター。
MENSHO 店内の席

お水はセルフ方式です。
セルフのお水

着席すると、いすの下にバッグを置くかごがありました。これは便利ですね。
椅子の下のバッグを置くかご

店員さんから紙エプロンが必要か聞かれたのでいただきました。
紙エプロン
これはありがたいサービスですね。

待っている間カウンターにある、MENSHOのこだわりを読んで待ちます。
MENSHOラーメンのこだわり
かなりこだわった素材を使っているようですね!
期待が高まります!

その他店内のサービスについて説明があります。
MENSHOのサービスについて

そしてそして待つことしばし。
12:40。お店に着いてから10分ほどで着丼です。

醤油らぁめん 1,000円

MENSHOの醤油らぁめん 1,000円
具は大きいメンマ、青菜、チャーシュー、ねぎ、揚げエノキなど。
もうね、見ただけでおいしいってわかるやつですよね。

まず最初に感動したのが、スープの完成度の高さ。
スープはこのように見た目は透き通った淡麗系。だけど、その味はとにかく深いんです。
MENSHO 醤油らぁめん 1,000円のスープ
一口スープを飲んでみると、濃いめのしょうゆ味がガツンときました。飲んだ瞬間に「え、これ醤油だけでこんな味出るの!?」ってびっくりしました。舌の上に幾重にも重なる旨味の層が展開し、脳が「!?」となるような複雑なコクを感じます。まさに、飲むごとに深みが増すスープです。

あっさりしてるのに物足りなさは皆無。むしろ、最後まで飲み干したくなる美味しさ。スープだけでも全然成立してるレベルです。

このスープの秘密は、一般的なラーメンの常識を超えた「出汁の組み合わせ」にあります。
スープのベースには、真昆布と貝の出汁が使われているそうで、そこに国産の親鶏を使った清湯スープ(澄んだ鶏出汁)を合わせて、土台の旨味を作っています。

さらに、タレの部分にも一工夫。
使われているのは超こだわりの熟成系醤油で、風味・香り・キレの三拍子が揃っています。

これらが化学反応(旨味の相乗効果)を起こすことで、軽やかな口当たりなのに、とてつもなく奥深い、立体的な旨味が生まれるんです!

まるで料亭の吸い物のような上品さを持ちながら、ラーメンとしての力強いコクも兼ね備えている。この「旨味の多層構造」こそが、MENSHOのスープを唯一無二にしている最大の理由です。

本当に美味しいだしの効いた醤油スープです。

飲み干してしまうこと必至ですね。

そして、麺です。
MENSHOの醤油らぁめん の麺

MENSHOでは、ラーメン屋ではめずらしい“自家製粉”までやっていて、今回の醤油らぁめんもその特製麺が使われています。

使われている小麦は、「春よ恋」といった国産小麦。
一口すすると、食感は、つるつると滑らかで、それでいてしっかりとしたコシもある麺です。のど越しもよく、スープとの一体感が素晴らしい!長めの麺がスープを巻き上げてスープとの一体感がさらに増します。
麺と一緒にスープの旨味がぶわっと口の中に広がる…まさに至福。
「麺ってこんなにスープを引き立てる存在だったんだな」と改めて感じさせられました。

具材も抜群にレベルが高かったです。

特に感動したのが、チャーシュー。
低温調理されたタイプで、しっとり柔らかく、肉の旨味がギュッと詰まってる感じ。脂っこすぎず、スープともしっかり調和してくれます。

そして、穂先メンマ。
これがまた上品! 噛むとシャキッと音がして、ちょっとした清涼感と発酵香が良いアクセントになります。

さらに面白いのがフライしたえのき。このカリッとした食感と香ばしさが、ラーメンに新しい味を生み出してくれます。

単なる「具」ではなく、一杯のラーメンのストーリーを深くするための「アクセント」として、巧みに配置されているのですね。

ネギなどの薬味類も入っていて、見た目にも美しく、香りもグッド。

青菜は少し中朝が強く、そこまでの必要性を感じませんでした。

しかし全体として、素材同士のバランスが本当に見事。
「スープ・麺・具材が三位一体」ってこういうことか、と思わされました。

スープが本当においしかったので、ほとんど飲み干してしまいました!
MENSHO 醤油ラーメンを食べてスープもほぼ完飲

結局黒いコショウのような粒粒の正体はわかりませんでしたが、とにかく美味しい一杯でしたね。

かなり美味しいけど、青菜の主張が少し強い感じがしました。

本来なら9点ですが、青菜の強みが少し気になって9点寄りの8.5点とさせていただきました。

これで1000円ならありな気がします。

土曜日のお昼どきでしたが、雨のせいか並ばなかったからとてもラッキーでした。

至福の醤油ラーメンの一杯。ごちそうさまでした!

和牛丼 550円

和牛丼 550円
続いてサイドメニューの和牛丼です。ちょっと提供が遅く、出来立てのラーメンとセットで写真を撮ることはできませんでした。

MENSHOの醤油らぁめん 1,000円と和牛丼 550円のセット
MENSHOでも人気があるという和牛丼 550円。この値段なのに、A5黒毛和牛のザブトンを使っているらしいです。
「A5ランクの和牛」と聞くと、高級焼肉店や鉄板焼き店で、数千円を払っていただくイメージですよね。それが、ラーメン屋のサイドメニューとして550円で提供されているという事実に、まず驚きです。

来た和牛丼をみてみると、白飯の上に薄切りの和牛チャーシューがたっぷりと載せられており、その上に刻みネギが散らされています。
ご飯の上にはあおさがかかっています。
MENSHOの和牛丼 550円のお肉
和牛特有の赤みと脂の入り具合が見える肉片が、白いご飯とネギ、あおさの緑とコントラストを作り、肉の質感を視覚的にアピールしています。また、提供形態も 小さい丼ぶり という形式を取っており、ラーメンの合間や単品追加で頼んだときでも食べやすさと親しみを感じさせます。

口に運ぶと、まず感じるのは和牛特有の甘く芳醇な香りと、とろけるような食感。舌の上でサラリと溶ける上質な脂は全くクドさがなく、米の甘味と一体となって、脳を直接刺激するような「旨い!」という感覚をもたらします。ローストビーフのような食感のやわらかさでした。

肉にかかっているタレも、単なる焼肉のタレではありません。
MENSHOのラーメンに使われる甘辛の自家製醤油ダレ(和牛チャーシューのタレと同じもの)をベースにしているらしく、これが出汁と醤油の旨味を深く知るラーメン屋だからこそできる、絶妙な甘辛バランスを作り出しています。

このタレがご飯に染み込み、とろけた和牛の脂と絡み合うことで、単なる肉丼ではなく、完成された「和の小宇宙」が完成するのです。
清湯系の醤油らぁめん(鶏と魚介の上品なスープ)と合わせる場合も、その相性は抜群です。

添えられたネギは、単なる彩りではなく、和牛の濃厚さにシャープな食感と風味を加えることで、満足度を高めています。あおさは少し主張が強かったですかね。

和牛丼の力強い肉の旨味と、清湯スープの澄み切った出汁の旨味が、口の中で交錯することで、互いのポテンシャルを最大限に引き出し合います。
シンプルに見える和牛丼ですが、その細部には庄野流MENSHOの技術が光っています。

この、「メインの牛肉の旨味を最大限に活かしつつ、最後まで美味しく食べさせる」ための緻密な設計こそが、MENSHOの和牛丼を「究極のサイドメニュー」たらしめているのです。
MENSHOの「和牛丼」は、単なるご飯ものという枠を超え、「素材を最高に活かす」という哲学が詰まった、一つの完全な料理です。
この小さな丼に込められた情熱と技術を知れば、500円前後の価格がいかに破格であるか、改めて理解できるはずです。

MENSHOに足を運んだ際には、メインのラーメンはもちろんのこと、ぜひこの「和牛丼」も一緒に注文してみてください。

総評

単なるラーメンという枠を超え、厳選された素材と丁寧な仕事から生まれる、全てが高水準で調和した洗練された一杯です。派手さや濃厚さではなく、素材の力・バランス・繊細さで勝負してくる一杯でした。

国産親鳥の清湯スープをベースに、真昆布と貝の出汁が上品に染み出たスープに合わせてこだわりの醤油ダレスープ。これがもう絶品!

麺は自家製の中細ストレート麺で、しなやかながらもコシがあり、スープとの絡みも抜群です。
トッピングには、しっとり仕上げたレアチャーシュー、メンマ、そして青ネギなどが彩りよく盛られており、見た目にも美しい一杯となっています。

また、和牛丼は550円という価格帯にもかかわらず、A5黒毛和牛のザブトンをふんだんに使った絶品丼。タレとの相性も抜群で、ラーメンと一緒に食べると、天国に上る気持ちに慣れます。
このサイドメニューはぜひ頼んでみてくださいね。

もし、あなたが「本当に美味しいラーメンに出会いたい」「ラーメンの可能性を再発見したい」と思っているなら、ぜひ一度MENSHOを訪れてみてください。

その一口は、きっとあなたのラーメン観を大きく変える感動的な「体験」になるはずですよ。

今回食べたメニューと評価

  • 醤油らぁめん 1,000円・・・8.5点
  • 和牛丼 550円・・・8.5点
(※10点満点)

お店の情報

【店名】
MENSHO
【営業時間】
[火・水・木・金・土・日]
11:00 – 15:00
L.O. 14:45
17:00 – 21:00
L.O. 20:45
【定休日】
月曜
休業日:第2火曜・第4火曜
【住所】
東京都文京区音羽1-17-16 中銀音羽マンシオン1F
【電話番号】
050-5456-9842
【予約可否】
予約不可
【交通手段・アクセス】
東京メトロ有楽町線「護国寺」駅(6番出口)から徒歩2分
護国寺駅から333m

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